この記事の結論
- 育成就労(2027年4月1日施行)の費用は、制度詳細の確定待ちのため確定額は出せません。本記事は構造で説明します。
- 入国前日本語教育や転籍リスク対応など増えうるコストがある一方、定着率向上で総コストは改善しうる両面があります。
- 助成金で一部軽減の可能性も。具体的な試算は個別のお見積りでご案内します。
育成就労の費用は高い?結論
「育成就労は技能実習より費用が高くなるのか」というご質問をよくいただきます。結論から言うと、現時点で確定額を断定することはできません。育成就労制度は2027年4月1日に施行されますが、費用に関わる運用基準などの詳細は制度整備中のためです。本記事では確定額ではなく、どのような費用が発生し、何が増えうるのかという構造でご説明します。
ポイントは、単純な「項目ごとの金額の高い・安い」ではなく、採用から定着までを含めた総コストで捉えることです。増えうるコストがある一方で、定着率の向上によって総コストが改善しうる側面もあるため、両面から見る必要があります。
POINT|金額は断定せず、構造で捉える
育成就労の費用は制度詳細の確定待ちです。確定額に振り回されず、まずは「どこに費用がかかり、どこで改善しうるか」の構造を押さえておくのが得策です。
増えうるコスト
技能実習と比較して、育成就労では以下のようなコストが増える可能性があります。いずれも制度詳細の確定待ちのため、確定額は示しません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 入国前日本語教育(A1) | 来日前にA1相当の日本語力を求める方向のため、その教育費用の負担が増えうる。 |
| 就労中の日本語学習支援 | 就労開始後も継続的な日本語学習を支援する体制づくりのコスト。 |
| 転籍リスクへの対応 | 本人意思の転籍が可能になる前提で、流出を防ぐ処遇改善等のコスト。 |
| 監理支援機関への委託費 | 新制度の監理支援機関へ委託する費用。 |
注意|金額・費用構造は制度詳細の確定待ち
ここで挙げた項目や負担の有無・水準は、制度整備の進捗により変わる可能性があります。最新の情報は出入国在留管理庁や各窓口で必ずご確認ください。
総コストで見る(定着率の効果)
増えうるコストだけを見ると負担増に感じられますが、総コストで捉えると評価は変わります。育成就労では入国前後の日本語教育やキャリアパスの整備によって、人材の定着率が向上することが期待されます。
定着率が上がれば、早期離職に伴う採用・再採用のコストが圧縮されます。募集・選考・在留資格申請・教育の各費用は、人が入れ替わるたびに繰り返し発生します。長く働いてもらえれば、これらの再発生を抑えられるため、総コストは改善しうると考えられます。
POINT|「項目の単価」ではなく「総コスト」で比較
一つひとつの費用項目が増えても、定着率向上で再採用コストが減れば、トータルでの負担は下がりうる。採用から定着までを通した目線が重要です。
外国人採用の費用構造
育成就労に限らず、外国人採用には一般的に次のような費用構造があります。目安レンジは制度・国籍・分野で変動するため、ここでは断定的な金額は示しません。自社の条件に応じて変わる点にご留意ください。
| 費用区分 | 内容 |
|---|---|
| 初期費用 | 採用・受入の立ち上げにかかる費用。制度・国籍・分野で変動。 |
| 月額支援委託費 | 支援・管理の委託にかかる月額費用。制度・国籍・分野で変動。 |
| 在留資格申請関連 | 在留資格の申請・更新等にかかる費用。制度・国籍・分野で変動。 |
| 日本語教育 | 入国前・就労中の日本語教育にかかる費用。制度・国籍・分野で変動。 |
| 送出し関連 | 送出し機関等に関わる費用。制度・国籍・分野で変動。 |
上記はあくまで費用の「区分」を整理したものです。実際の金額は制度・国籍・分野によって大きく変わるため、断定的なレンジは記載していません。
助成金で軽減
外国人採用にかかる費用は、助成金の活用によって一部を軽減できる可能性があります。たとえば人材開発支援助成金(外国人技能習得コース)などが挙げられます。
ただし、対象要件や支給額は制度・年度によって変わります。活用できるかどうかは自社の状況によるため、最新の要件を確認のうえ、個別にご検討ください。
注意|要件・金額は最新情報を確認
助成金の費用・費用構造についても制度詳細の確定待ちの部分があります。最新情報は出入国在留管理庁・各窓口(および助成金の所管窓口)でご確認ください。
CSTMの無料試算
具体的な費用は、制度・国籍・分野によって変動するため、個別のお見積りでご案内しています。CSTMキャリアサポートは、監理団体(特定監理事業)と登録支援機関の両方を保有し、技能実習・特定技能・育成就労を横断的にサポートできる愛知・名古屋エリアでは数少ない事業者です。にしむらグループ介護施設で計19名+7名、関連医療法人で約30名の外国人材を運用してきた一次情報をもとに、自社の条件に合わせた費用の試算と総コストの考え方をご提示します。代表(西村会長)は大名古屋ミャンマー名誉領事に国から正式に認定されています。
自社の外国人採用コストを無料で試算しませんか? 監理団体+登録支援機関の両保有で、増えうるコストと総コスト改善の両面からご提案します。
育成就労の費用を無料で試算する →よくあるご質問
Q. 育成就労は技能実習より費用が高くなりますか?
現時点では確定額は出ていません。費用の詳細は制度整備中のため、本記事では構造で説明しています。入国前日本語教育や転籍リスクへの対応など増えうるコストがある一方、定着率向上による採用・再採用コストの圧縮で総コストは改善しうるため、一概に「高い」とは言えません。
Q. 具体的にどのような費用が増える可能性がありますか?
入国前日本語教育(A1)の費用負担、就労中の日本語学習支援、本人意思の転籍が可能になることへの対応(処遇改善等)、監理支援機関への委託費などが増えうるコストとして挙げられます。いずれも制度詳細の確定待ちのため、確定額は出していません。
Q. 総コストで見ると本当に得になりますか?
定着率が向上すれば、採用・再採用にかかる費用が圧縮され、総コストは改善しうると考えられます。ただし金額は制度・国籍・分野で変動し、確定額は制度詳細の確定待ちです。具体的な試算は個別のお見積りでご案内します。
Q. 外国人採用にはどのような費用がかかりますか?
一般的には初期費用、月額の支援委託費、在留資格申請関連、日本語教育、送出し関連といった費用構造になります。目安レンジは制度・国籍・分野で変動するため断定はできません。詳細は本文の費用構造の表をご覧ください。
Q. 助成金で費用を軽減できますか?
人材開発支援助成金(外国人技能習得コース)等の活用により、一部のコストを軽減できる可能性があります。対象要件や支給額は制度・年度で変わるため、最新情報をご確認のうえ個別にご相談ください。
Q. 自社の費用を試算してもらえますか?
はい。具体的な試算は個別のお見積りで対応しています。制度・国籍・分野によって費用は変動するため、自社の条件に合わせた無料試算をご利用ください。