特定技能制度の概要
特定技能制度は2019年4月に創設された在留資格制度で、国内の深刻な人手不足に対応するため、一定の技能を持つ外国人材を受け入れることを目的としています。
2024年3月の閣議決定により、従来の12分野に加えて自動車運送業・鉄道・林業・木材産業の4分野が追加され、計16分野となりました。受入れ見込み数の合計は約82万人に大幅拡大されています。
1号:在留期間上限5年、家族帯同不可、各分野の技能試験+日本語試験に合格が必要
2号:在留期間上限なし(更新可)、家族帯同可、より高度な技能試験に合格が必要
特定技能16分野の一覧表
以下は2024年改正後の特定技能対象16分野の一覧です。
| 分野 | 受入れ見込み数 (5年間) | 主な業務内容 | 2号 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 介護 | 135,000人 | 身体介護、生活支援、リハビリ補助等 | 1号のみ | N3以上の日本語能力が必要 |
| ビルクリーニング | 37,000人 | 建築物内部の清掃、衛生管理等 | 対応 | |
| 素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業 | 173,300人 | 鋳造、金属プレス加工、溶接、機械加工等 | 対応 | 旧3分野を統合 |
| 建設 | 80,000人 | 土木、建築、ライフライン・設備 | 対応 | JAC加入必須、月給制 |
| 造船・舶用工業 | 36,000人 | 溶接、仕上げ、塗装、機械加工等 | 対応 | |
| 自動車整備 | 7,000人 | 自動車の日常点検整備、定期点検整備等 | 対応 | |
| 航空 | 2,200人 | 空港グランドハンドリング、航空機整備等 | 対応 | |
| 宿泊 | 22,000人 | フロント、企画・広報、接客、レストラン等 | 対応 | |
| 農業 | 36,500人 | 耕種農業、畜産農業 | 対応 | 派遣形態での雇用も可 |
| 漁業 | 9,000人 | 漁業、養殖業 | 対応 | 派遣形態での雇用も可 |
| 飲食料品製造業 | 139,000人 | 食料品の製造・加工、安全衛生管理等 | 対応 | 最大の受入れ分野の一つ |
| 外食業 | 53,000人 | 飲食物の調理、接客、店舗管理等 | 対応 | |
| 自動車運送業NEW | 24,500人 | トラック、バス、タクシーの運転業務 | 1号のみ | 2024年新設。日本の運転免許必要 |
| 鉄道NEW | 3,800人 | 運転士、車掌、駅係員、車両整備等 | 1号のみ | 2024年新設 |
| 林業NEW | 1,000人 | 育林、素材生産等 | 1号のみ | 2024年新設 |
| 木材産業NEW | 5,000人 | 製材、合板製造等 | 1号のみ | 2024年新設 |
特定技能2号の対象分野
2023年6月の閣議決定により、特定技能2号の対象分野が大幅に拡大されました。2024年時点で以下の11分野が2号に対応しています。
- ビルクリーニング
- 素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業
- 建設
- 造船・舶用工業
- 自動車整備
- 航空
- 宿泊
- 農業
- 漁業
- 飲食料品製造業
- 外食業
特定技能2号に移行することで、在留期間の上限がなくなり、配偶者や子どもの帯同(家族滞在)も認められます。実質的に永住権取得への道も開かれるため、優秀な人材の長期確保に有効です。
分野別の採用ポイント
製造業(素形材・産業機械・電気電子情報関連)
最大の受入れ分野の一つ。技能実習からの移行者が多く、即戦力として期待できます。溶接や機械加工などの技能を持つ人材が豊富です。
介護
唯一、日本語能力N3以上が求められる分野です。介護福祉士の国家試験に合格すれば「介護」の在留資格に変更でき、永続的な就労が可能になります。
建設
JAC(建設技能人材機構)への加入が必須という独自要件があります。月給制の義務、CCUS登録義務など、他分野にはない規制が多いため、専門的なサポートが重要です。
飲食料品製造業・外食業
受入れ見込み数が大きく、需要が高い分野です。飲食料品製造業は工場での加工業務、外食業は調理・接客を含みます。シフト制勤務への対応が必要です。
CSTMの対応分野
CSTMキャリアサポートは登録支援機関として、特定技能16分野すべてに対する支援が可能です。特に以下の分野で豊富な実績があります。
- 製造業:自動車部品、電子部品、食品加工等
- 建設業:土木、建築、設備工事等
- 介護:特別養護老人ホーム、介護老人保健施設等
- 飲食:食品製造工場、レストラン、給食施設等
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